みけこの雑記

元法務担当OL→現在育休中☆ 家事、育児、ときどき時事ネタ。

出産する病院の決め方(東京編)

11月に出産して、すでに1か月が経過しました。息子は日に日に重量感を増しており、だっこするだけで重労働です。

東京都で出産する場合の分娩費用

さて、多くの人は妊娠が判明したら出産する病院を決める必要があります。特に東京都内の有名病院だと、妊娠判明後早い段階で分娩予約を締め切るとも言われていますので、あまり悩んでいる時間はありません。

私は東京都在住なのですが、東京はとにかく分娩費用が高い!出産育児一時金42万円で足りる病院自体がかなり限られるでしょう。

東京のセレブ病院として有名な病院は、愛育病院山王病院聖路加病院ですが、正常分娩でも100万円近くかかるようです。山王病院にいたっては全室個室ということもあるでしょうが100万円をこえるともいわれます。

私が重視したのは総合病院であること

東京都で、かつ有名病院での出産だと、上に書いたように破格のお値段です。

ただ、出産は一生にそう何度もあることではないし、分娩の経過によっては母子の命にも関わるので、支払能力があるのであれば高額の費用を要するセレブ病院で出産することも十分にありうる選択です。

実際に私の周囲でも、山王病院や愛育病院で出産した友人は何人かいます。

私も実は、今のように芸能人御用達として有名になる前、山王病院の婦人科に検診に行ったことがありましたので山王病院は選択肢の一つとして考えました。

…が、あまりの分娩費用の高さに、「この数十万、出産後に他のことに使いたい」と思ってしまい、あっさり諦めました(笑)

結局、落合にある聖母病院で出産することにしました。聖母病院にした理由は以下の通りです。

  1. 自分が産まれた病院だった
  2. これまで診察を受けたことがあり、データがすでに病院にあるという安心感
  3. 産婦人科以外に小児科・内科・外科等も擁する総合病院であること
  4. 住まいからタクシー30分以内であること

個人的に特に重視したのは、3.の総合病院であることです。

私は幼児期に、仲良くしていた幼馴染のお母さんが出産により命を落とすという出来事を経験しています。

このとき、そのお母さんは個人の産院での出産時に出血多量となったそうですが、その個人病院では処置に限界があったため大病院に搬送する間に、対応が間に合わずに亡くなったと聞いています。

幼児期の私にとって、この出来事は衝撃的であり、将来出産する際には異常事態に対応できる病院を選ばないといけないということが強く心に刻まれていました。

このため、私にとっては、母子に何か異常が発生したときにその病院内で処置が可能であること、すなわち内科や小児科等が併設されていることは絶対条件でした。

とはいえ、この出来事は30年以上前のことで、当時と現在とでは医療水準も全く異なります。現在では妊婦の死亡数は年50件程度と、それほど多い割合ではありません。したがって、この点をどの程度考慮するかはその人次第なのかな、と思います。

無痛分娩を希望する人の注意点

私は考慮しませんでしたが、最近増えている無痛分娩を希望する場合には、対応している病院が限られるので、無痛分娩で有名な病院であるかによってかなり絞られることになるでしょう。

よく聞く有名な無痛分娩の病院は、愛育病院衛生病院(荻窪)でしょうか。無痛分娩の場合、完全な計画無痛か自然な陣痛が来た段階で麻酔を打つなりゆき無痛の2パターンがあります。病院を選ぶ際に注意したいのは、後者のなりゆき無痛です。

病院によっては麻酔科医が土日や夜間に常駐していないことが往々にしてあります。そして、麻酔科医が不在のときは麻酔を打てないになります。このため、なりゆき無痛の場合には陣痛が起きるタイミングによっては麻酔なしとなってしまいます。

そこで、絶対に無痛分娩にしたいという人は、麻酔を打つことのできる曜日や時間に制限があるか否かをよく確認する必要があります。